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金属製
伸縮継手

金属製伸縮継手とは

発電所や工場などで使われているダクトや配管は熱により膨張し、変位したり、変形したりします。金属製伸縮継手は ダクトや配管に生じるこれらの変位や変形を吸収し、設備の損傷を防ぐ製品です。

金属製伸縮継手

問題点

ダクト・配管の熱膨張で
ダクト・配管・伸縮継手が損傷する

ダクト・配管・伸縮継手が損傷

長年使用して損傷した伸縮継手を
交換したいが仕様が分からない

仕様が分からない

熱膨張でケーシングが変形・損傷する

ケーシングが変形・損傷

これらの問題解決するために、
中国ベンドは多種多様の伸縮継手を
ご提供しています

解決点

既設の伸縮継手では吸収しきれない伸縮に対応した伸縮継手を設計・製作します

周辺機器の仕様条件、現地調査、お客様へのヒアリング等で
対象伸縮継手に求められる仕様を割り出し
仕様に対応する伸縮継手を設計・製作します

ケーシングの変形吸収用ベローズを
取付けて変形を緩和することにより
損傷までの期間が長くなるようにします

特徴

小口径から大口径まで各種サイズの伸縮
継手を製造できます(※型のサイズにより一部製作できないサイズもあります)

丸型:小口径(50A)〜大口径(φ6400)
製作実績ベース
角型:短辺(104mm)〜長辺(22860mm)
製作実績ベース

現地での組み立てが可能なタイプもあり輸送コスト・工事コストを抑えられることができます

高温、高圧、耐食性等の苛酷な条件に
適した材料及び構造とすることができます

中国ベンドはお客様のニーズに合わせて金属製伸縮継手を一品毎に設計・製造して提供しています。
一般的な金属製伸縮継手だけではなく、伸縮継手の伸縮部であるベローズを応用した色々な製品を開発し、
お客様のニーズに合わせて設計・製造し、提供しています。
また、製品によっては現地の据付を考慮した分割形状で納入し、現地組立を可能にした製品も提供しています。

中国ベンドはお客様へ次のような技術支援を提供しています。

  • 伸縮継手の調査・点検

ただし、製品の状態によっては上記技術支援が適用できない製品もありますのであらかじめご了承ください。
詳しくは中国ベンド営業担当にお問い合わせ下さい。

曲管圧力/バランス式伸縮継手
曲管圧力/バランス式伸縮継手
丸型復水器胴伸縮継手
丸型復水器胴伸縮継手
縦波ループ式伸縮継手
縦波ループ式伸縮継手

伸縮継手の構造

伸縮継手の構造 伸縮継手の構造

(1)端管

べローズを配管に接続する役目をするもので、フランジを溶接したもの、
溶接開先をとったものとがあります。

(2)ベローズ

軸方向、軸直角方向、角度の変位を吸収する役割をはたします。各種鋼板を円筒状に加工し軸方向に溶接した素管から、液圧成形又はロール成形により製作されたもので、使用材料に適した熱処理、酸洗を行い、加工、溶接等により発生した内部応力を完全に除去し、安定した組織に戻されています。

(3)コントロールリング

べローズの耐圧強度を補強すると共に、各山が均等に伸縮するよう調整します。

(4)フランジ

JIS規格、ANSI規格を標準としておりますが、ご使用条件によって各種の規格、
材質も製作いたします。

(5)内筒

べローズ内部の凹凸によって生ずる流体の乱流、腐食、摩耗を防ぎ、更にべローズの凹部に、
流体中の不純物が沈積するのを防ぎます。

(6)シッピングボルト

取付寸法に伸縮管継手をセットするために使用するもので、
配管に取付け完了後、必ず取外します。

(7)タイロッドボルト

内圧力による軸方向の推力を、常時支持すると共に自重受けの役目をします。

(8)ガイドフランジ

内圧力により生ずるべローズからの推力をタイロッドボルトを通し、受け止める役目をします。

伸縮継手の構造

単式
単式

低圧配管の軸方向変位、軸直角方向変位の吸収に用い変位が大きい場合には複式を使用します。コントロールリングを設けた構造にすると、高圧での使用が可能となります。

単式
単式
複式
複式

低圧配管の軸方向変位、軸直角方向変位の吸収に用い変位が大きい場合には複式を使用します。コントロールリングを設けた構造にすると、高圧での使用が可能となります。

単式
単式

低圧配管の軸方向変位、軸直角方向変位の吸収に用い変位が大きい場合には複式を使用します。コントロールリングを設けた構造にすると、高圧での使用が可能となります。

複式
複式

低圧配管の軸方向変位、軸直角方向変位の吸収に用い変位が大きい場合には複式を使用します。コントロールリングを設けた構造にすると、高圧での使用が可能となります。

ユニバーサル式
ユニバーサル式

複式伸縮管継手にガイドフランジ及びタイロッドを設けた構造で、特に軸直角方向変位が大きい場合に用います。コントロールリングを設けた構造にすると、高圧での使用が可能となります。

直管圧力バランス式
直管圧力バランス式

直線配管で内圧力が大きく、しかも固定点強度が十分取れない場合に使用します。管内圧による軸方向推力を伸縮管自体で吸収させるもので、固定点にはべローズ反力のみが作用します。

曲管圧力バランス式
曲管圧力バランス式

同径の2個のべローズをエルボを介して組合わせた構造のものです。内圧力が大きく、しかも固定点強度が十分取れない場合に曲管部へ使用します。内圧力による推力は、タイロッドボルトにより拘束され配管にはかかりません。

ヒンジ式
ヒンジ式

ヒンジアーム及びピンを両端管に取付けた構造によって内圧推力を支持し、一平面の角度変位を吸収します。

ジンバル式
ジンバル式

ジンバルリング、ピン及びアームを両端管に取付けた構造によって内圧推力を支持し、任意平面の角度変位を吸収します。

ラウンドコーナー角形
ラウンドコーナー角形
詳細

火力発電用ボイラ等の煙風道ダクトの固定点間や機器間に設置し、熱膨張による伸縮・変位を吸収します。

詳細
配管貫通部シール用伸縮継手
配管貫通部シール用伸縮継手
詳細

ボイラの配管や吊棒と貫通部のケーシングの間に取付け、配管、吊棒とケーシングとの熱膨張による伸び差をシール構造のまま吸収します。

詳細
縦波ループ式
縦波ループ式

火力発電用ボイラの節炭器出口部、後部伝熱壁等と、スキンケーシングの取合部のような時間的に熱膨張差の発生する部位、あるいは水平X、Y軸方向と、垂直Z軸方向のそれぞれに膨張差の発生する部分に使用します。

製品紹介