非金属製
伸縮継手

非金属製伸縮継手とは

非金属製伸縮継手とは、金属製継手と比べて優れている柔軟性、耐食性を生かしてダクトの熱膨張に
よる伸び縮みや、送風機等の振動を吸収する目的等で、各種ダクトに使用されております。

問題点

ダクト・配管の熱膨張で
ダクト・配管・伸縮継手が損傷する

振動によって周りの機器が損傷する

長年使用して損傷した伸縮継手を
交換したいが仕様が分からない

これらの問題解決するために、
中国ベンドは多種多様の伸縮継手を
ご提供しています

解決点

既設の伸縮継手では吸収できない
伸縮に対応した伸縮継手を
提案し、製作・納入します

振動発生源と機器の間に
振動吸収用の伸縮継手を取付けします

周辺機器の仕様条件、現地調査、お客様様へのヒアリング等で
対象伸縮継手に求められる仕様を割り出し
仕様に対応する伸縮継手を設計・製作します

特徴

金属製伸縮継手より面間が小さくても
吸収できる伸縮量・据付誤差が多い(※型のサイズにより一部製作できないサイズもあります)

既設フランジを再利用して
ベローズ部分のみの交換も可能

現地での組み立て、拡張が容易で
輸送コスト・工事コストを抑えられます

耐薬品性・耐摩耗性・耐候性に優れた
ゴム製をベローズとして選ぶことができます

中国ベンドはお客様のニーズに合わせて非金属製伸縮継手を一品毎に設計・製造して提供しています。
また、一般的な非金属製伸縮継手だけではなく、ゴム製を始めとした色々な材料を用いた非金属製伸縮継手の
製品を開発し、お客様のニーズに合わせて設計・製造し、提供しています。製品によっては現地の据付を
考慮した分割形状で納入し、現地組立を可能にした製品も提供しています。

中国ベンドはお客様へ次のような技術応技術支援を提供しています。

・伸縮継手の調査・点検

ただし、製品の状態によっては上記技術支援が適用できない製品もありますのであらかじめご了承ください。
詳しくは中国ベンド営業担当にお問い合わせ下さい。

BEND FLEX

ダクト配管の熱膨張等によって生じる伸縮変位や振動吸収のために使用される、耐食性、柔軟性に優れた伸縮継手です。

BEND FLEX

ファブリックの構成と特長

ファブリックは、
・保護・補強層・・・ガラスクロス、アラミドクロス、各種ゴムコートクロス
・シール層・・・PTFEフィルム、各種布入りゴム、PTFEラミネートクロス
・断熱層・・・耐熱クロス、ガラスフェルト、AESフェルト

これらは単層、あるいは積層体で構成されており、設計仕様に応じた選定を行っております。シール層であるP T F Eフィルムは
従来使用していたスカイブフィルムの弱点であった耐引裂性に対する脆弱性を克服した特殊フィルムを採用してたタイプも取り揃えています。

BEND FLEX（ゴム製）

BEND FLEXは、耐薬品性、耐磨耗性、耐候性、耐放射線性等に優れたゴムを用いたファブリックも製作しています。

Rシリーズ詳細

ガスタービン排気ダクト用
伸縮継手

「BF-201XR」
コンバインドサイクル発電設備の排気ダクトに設置されている非金属製伸縮継手は、高温、高流速、またDSS運転に伴うダクトの熱膨張、熱収縮により繰り返される屈曲、さらに機器及び流体の脈動による振動等、過酷な条件下で使用されています。特に、角型ダクトに設置されている伸縮継手は断熱材及びファブリックの据付構造上、コーナー部が損傷しやすいという弱点がありました。
これは、従来の構造では伸縮変位によって、不規則な皺がコーナー部に発生しやすく、この部分に応力が集中して断熱材あるいはファブリックを構成している材料が破損し、断熱性能の低下、ガスシール性の不能といった現象となり、耐久性を低下させる原因となっていました。
当社は、この断熱材、ファブリックをマウンテン形状に成形し、加えて形状保持が可能な構造にすることで伸縮変位及び振動吸収に優れた伸縮継手を開発しました。

振動篩機用伸縮継手詳細

ゴミ焼却設備、産業廃棄物焼却設備、バイオマス発電設備には振動を伴う機器（磁選機、破砕機、振動スクリーン、振動コンベヤ等）が配置されており、機器の前後には振動吸収用として非金属製の伸縮継手を使用している。この継手は、一般煙風道用に設置されている伸縮継手と異なり、常時振動という過酷な条件下で使用されるため、取替サイクルが短いという問題があった。弊社は長寿命化研究に取り組み、振動吸収性、耐久性を向上させた製品を開発し、実機テストにて長寿命化を成功させました。

ジャバラ型伸縮継手

伸縮・変位が大きい条件下に適しています。

流体温度：常温〜260℃
使用材料：各種布入りゴム
PTFEフィルム
ガラスクロス等

製品紹介

非金属製
伸縮継手